終着駅に着ました

志文別線を歩いていたら、バイケイソウが咲き始めていました。この時期に
なるとバイケイソウの話題をします。バイケイソウは一果性の多年草といって
一生に一度しか結実、つまり花を咲かせません。

花を咲かせるまでの期間を10年とか数十年と諸説は有りますが、長い時間旅行の
末に終着駅で花を咲かせるのです。道端で咲いていたのはこの1本だけですから
終着駅まで辿り着くのはほんの一握り、ほとんどは途中で枯れてしまうのです。

歩いていたら、森のお仲間がやってきました。「この前の鳥の鳴き声はエゾセン
ニュウですよ」と教えてくれました。そして「エゾセンニュウは鳴き声に特徴が
有ります『じょっぴん掛けたか』と鳴くんです」

「仙入」と書いて中々人目に付くところには姿を見せないとの事でした。私が
録音した時は直ぐ近くの木の中に居たようですが姿は見せてくれませんでした。
「しょっぴん掛ける」とは北海道弁です。鍵を掛けるの意味です。「蝦夷」の
通り北海道で繁殖しますから、北海道弁でも良いでしょう。

バイケイソウ。終着駅の姿です。
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フキの上の昆虫ワールド。
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フキ以外の昆虫ワールド。
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6日の鳥の鳴き声はエゾセンニュウでした。確かに「じょっぴん掛けたか」
と聞こえますね。

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